おひさま歯科クリニック見沼代

  • 〒121-0831 東京都足立区舎人4丁目1-20 シャトルⅢ 1F
03-5647-1500

おひさま歯科クリニック見沼代

MENU

虫歯・歯周病

Medical

虫歯

虫歯になってしまう原因、それは虫歯の原因となる菌が出した酸によって歯が溶けてしまうことで起こります。お食事後の歯磨きがしっかりとできていないと歯にプラークと呼ばれる歯垢がたまり、虫歯菌はそのプラークを栄養にして酸を排出します。

 

虫歯の原因

虫歯は、食事をした時に残った糖分をもとに口腔内の細菌が酸を作り出し、この酸が歯を溶かします。人の唾液には、酸を中性にしたり、溶かされた歯を修復したりする働きがありますが、一度虫歯になってしまうと修復が間に合わず、進行してしまいます。

虫歯の原因は、主に以下の3つの要素であると言われています。

1. 歯質

歯質は一人ひとり異なります。歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促進するフッ化物を利用したり、唾液の分泌を促進するためによく噛むことが大切です。

2. 細菌

虫歯菌が出す酸で歯が溶かされるのが虫歯です。歯磨きで虫歯菌を減らすことが大切です。

3. 糖分

糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、虫歯になりやすい状態になります。間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送ることが大切です。

 

虫歯はこうして進行します

初期のむし歯
C1初期の虫歯

歯の表面のエナメル質が、わずかに溶けている状態。まだ痛みもなく、定期検診で見つけることができた場合、早期に対応できます。適切な歯磨きやフッ素塗布などで歯の再石灰化を促せば、治癒できるケースもあります。

歯の内部まで進行したむし歯
C2歯の内部まで進行した虫歯

エナメル質の内側にある象牙質にまで溶解が進んだ状態。「冷たいものがしみる」といった症状で気づくことがあります。虫歯に冒された部分の歯を削り、削った大きさに合わせて詰め物や被せ物で治します。

神経まで進行したむし歯
C3神経まで進行した虫歯

虫歯が、歯の内側の神経まで達した状態。「冷たいものがしみる」「噛んだとき痛む」といった症状が加わり、後に激しい痛みに変わります。神経を取り除く治療を行い、被せ物で治します。

歯の根(歯質)が失われた歯
C4歯の根(歯質)が失われた歯

歯冠部分がほとんど溶けてなくなり、虫歯が歯根まで到達した状態。神経が死んで一旦痛みがなくなりますが、歯根の先に膿が溜まることで、再び激しい痛みが生じます。抜歯を行い、抜歯後はインプラントやブリッジ、入れ歯で噛む機能を回復させます。

歯周病

歯周病は、大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。

歯周病菌が肺や血液を通じて全身をめぐり、脳疾患や心疾患といった重篤な病気を引き起こすことがあるのです。病気の原因を探していたら、それが歯周病だった…というケースも少なくありません。

歯周病は、程度の差はあるものの、成人の約8割がかかっていると言われています。「自分は違う」と思いこまず、予防とともに早期治療に努めましょう。

 

歯周病の症状

以下の症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。
お早めにご相談ください。

  • 歯を磨いた時に血が出る
  • 歯茎が赤く腫れたり、膿が出る
  • 朝起きた時に、口の中がネバネバする
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
  • 硬いものを噛むと痛む
  • 以前に比べて歯が長くなったような気がする
  • 歯が浮いているような気がする
  • 歯がグラグラする

 

歯周病の進行

軽度

歯茎に炎症が起き、歯と歯茎の間「歯周ポケット」が深くなります。
痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。
「時々血が出る」「出血が続いていたけれど、おさまった」という場合も病状が進行している可能性がありますので、一度検査を受けることをおすすめします。

中等度

炎症が進行し、顎の骨にまで達して骨が徐々に破壊されていきます。
歯周ポケットはより深くなり、歯がぐらつく、歯茎から血や膿が出る、口臭が気になるといった症状が出てきます。

重度

顎の骨が半分以上破壊された状態です。
さらに歯周ポケットが深くなり、出血や排膿が多くなり、歯はぐらついて硬いものが噛みにくくなります。
ひどい場合には歯が自然と抜け落ちてしまうこともあります。

 

歯周病の原因

1.掃除指導

現状のブラッシングで磨けていない場所を確認し、正しいブラッシング方法をお伝えします。

2.スケーリング(歯石除去)

歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯に付着しておりそれ自体の病原性はありませんが、プラークが付きやすいため、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます。

3.フラップオペレーション

歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い場合には、外側から器具を使ってプラークや歯石を取り除くことは不可能です。このような場合には、歯肉を開いて歯根を露出させ、蓄積したプラークや歯石を取り除きます。

4.メンテナンス

治療が終わった後も、良い状態を維持していくことが大切です。そのために、定期的な歯科医師のチェックと歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。

最低でも半年に1回は受診しましょう。進行した歯周病の治療が終わった方は、1~3ヶ月のサイクルで来院し、安定した歯茎の状態を管理していきましょう。